地震や台風、豪雨などの災害は、私たちの生活を一瞬で変えてしまいます。ライフラインが止まったり、避難所生活を余儀なくされると、**食料や水と同じくらい大切なのが「医薬品と衛生用品」**です。
普段はすぐにドラッグストアで手に入るものも、災害時には品薄になったり購入が難しくなります。そのため、日頃から家庭で備蓄しておくことがとても重要です。
この記事では、家庭で備えておきたい医薬品・衛生用品をリスト化し、使い方や選び方のポイントを解説します。
🩹 基本の医薬品リスト
まずは、家庭に常備しておきたい基本的な医薬品です。
- 💊 解熱鎮痛薬(アセトアミノフェン・イブプロフェンなど)
発熱や頭痛、体の痛みを和らげるための必需品。子ども用も準備すると安心。 - 🤒 風邪薬・総合感冒薬
環境の変化で体調を崩しやすいため、風邪症状に備えましょう。 - 🤢 整腸剤・下痢止め・便秘薬
水や食事環境が変わると、胃腸トラブルが起きやすくなります。 - 🤕 消毒薬(ポビドンヨード、アルコール綿など)
小さなケガや傷口を清潔に保つために欠かせません。 - 🩸 絆創膏・滅菌ガーゼ・包帯
擦り傷や切り傷の応急処置に。サイズ違いを揃えておくと便利です。 - 🦴 湿布薬・鎮痛外用薬
打撲や筋肉痛、腰痛などに対応できます。
👶 家族構成に合わせた医薬品
家庭によって必要な医薬品は変わります。
- 👶 乳幼児がいる場合
解熱剤の座薬、ベビー用風邪薬、口腔ケア用品、オムツかぶれ用クリーム。 - 👵 高齢者がいる場合
血圧や糖尿病など持病薬は多めに。飲み忘れ防止のためのピルケースも役立ちます。 - 🤧 アレルギー体質の家族がいる場合
抗ヒスタミン薬や目薬、かゆみ止めを忘れずに。 - 🐶 ペットを飼っている場合
ペット用の薬やケア用品も一緒に用意しておきましょう。
🧼 衛生用品リスト
災害時は衛生環境が悪化しやすく、感染症や体調不良につながるリスクがあります。
そのため、医薬品と同じくらい衛生用品の備蓄も大切です。
- 🧴 アルコール消毒液・ウェットティッシュ
手洗いができない環境で大活躍。ノンアルコールタイプもあると安心。 - 😷 マスク
感染症予防だけでなく、ほこりや避難所でのプライバシー保護にも役立ちます。 - 🚽 簡易トイレ・排泄ケア用品
断水時には必須。凝固剤付きのタイプを備えておきましょう。 - 🧻 ティッシュ・トイレットペーパー・生理用品
生活必需品であり、災害時に不足しやすいアイテム。 - 🪥 歯ブラシ・マウスウォッシュ
口腔ケアを怠ると虫歯や歯周病だけでなく、体調全体に悪影響があります。 - 🧼 固形石けん・ボディシート
お風呂に入れないときに体を清潔に保つのに役立ちます。 - 🧤 使い捨て手袋
ケガの手当てや排泄物処理の際に衛生管理ができます。
📦 備蓄のポイントと管理方法
医薬品・衛生用品は「備えて満足」ではなく、定期的な見直しと管理が重要です。
- 📆 賞味期限・使用期限をチェック
薬や消毒液には使用期限があります。半年~1年に一度は点検を。 - 🛒 ローリングストック法を活用
普段使う薬や日用品を多めに買って、消費しながら補充。 - 👨👩👧 家族で場所を共有
非常用袋や収納箱にまとめ、家族全員がわかる場所に保管。 - 🧳 避難バッグに小分けする
最低限必要なものは非常用持ち出し袋にも入れておく。
🚑 まとめ
災害時は、体調を崩さないための医薬品・衛生用品の準備がとても重要です。
- 解熱鎮痛薬や整腸薬などの基本セット
- 家族構成や持病に合わせた薬
- 感染症対策や清潔を保つための衛生用品
これらを揃えておくことで、避難所や停電・断水時でも健康を維持しやすくなります。
まずは 自宅の救急箱を点検し、不足しているものを少しずつ補充することから始めてみましょう。日常の安心が、災害時の安心につながります。
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