🏠 日常生活の中での備えの重要性
最近は地震や台風、大雨など自然災害が頻発しています。「もし自宅で被災したら、家族はどう行動すればいいのか?」という不安を持つ方も多いでしょう。特に小さな子どもがいる家庭では、大人が冷静に指示を出しても、いざというときに子どもがパニックになる可能性があります。だからこそ、家庭での「避難訓練」がとても重要です。今回は、実際に子どもと一緒に避難シミュレーションをしてみた体験を紹介します。
🚨 シナリオを決めて訓練を開始
まずは「地震が起きた」という設定でスタートしました。想定したのは震度6程度の大きな揺れです。
- 子どもには「地震だよ!頭を守って!」と声をかけ、机の下に入る練習をしました。
- 揺れがおさまった後は、家族で集合場所に集まるルートを確認。
- 停電や火事のリスクを想定し、懐中電灯を持ちながら避難しました。
実際にやってみると、子どもは最初「遊びの延長」と思っていましたが、何度も繰り返すうちに真剣な表情になり、「地震のときは机に隠れるんだね」と理解できるようになりました。
🧒 子どものリアルな反応
訓練中、子どもから「おもちゃは持っていける?」「暗いと怖い」といった声が出ました。これにより、大人が気づかなかった課題も見えてきました。
- お気に入りのぬいぐるみを避難リュックに入れておくと安心感がある
- 懐中電灯は子ども用に軽いものを準備すると、自分で持つことで安心できる
- 避難先での過ごし方を説明しておくことで、不安を軽減できる
子ども目線で「怖い」や「不安」を受け止めることが大切だと感じました。
👜 避難リュックを一緒にチェック
避難リュックの中身を親子で確認する時間も設けました。子どもは「これなに?」と興味津々。
- 水や非常食を実際に手に持たせる
- 携帯トイレや救急セットを見せる
- 子ども用マスクやタオルも一緒に入れる
「これは災害のときに大事なものなんだよ」と説明すると、子どもなりに真剣に聞いていました。単なる「モノ」ではなく「命を守る道具」として認識できたようです。
🏃 避難経路の確認とシミュレーション
自宅から避難所までのルートも実際に歩いてみました。
- 信号のある交差点は子どもが先に飛び出さないよう声をかける
- 大通りを避け、裏道を通るパターンも確認
- 災害で道路が塞がれた場合の代替ルートも家族で共有
子どもに「今日は避難訓練ごっこだよ」と伝えると楽しそうに参加していましたが、実際に歩いてみると「ちょっと疲れた」と言う場面も。そこで「途中で水を飲む場所」「休憩できるベンチ」も確認しておくと安心です。
📱 連絡手段の確認も忘れずに
避難中に家族が離れ離れになる可能性もあります。そのため、子どもにも「お父さんやお母さんと会えなくなったら、ここに行くんだよ」と集合場所を教えておきました。
また、子どもにスマホや防災ホイッスルを持たせる練習もしました。大声で助けを呼ぶのは難しいですが、ホイッスルなら子どもでも使いやすいです。
✨ 実際にやってみて感じたメリット
家庭で避難訓練をしたことで、多くの気づきがありました。
- 子どもが「災害時の行動」を遊び感覚で覚えられる
- 大人も「備えの抜け漏れ」に気づける
- 家族で話し合うことで、防災への意識が高まる
普段はなかなか考えないことですが、実際にシミュレーションしてみると課題がたくさん見えてきます。
💡 まとめ:家庭での避難訓練は“遊び”から始めよう
避難訓練というと堅苦しく感じるかもしれませんが、子どもにとっては「遊び」や「ごっこ遊び」として取り入れるのが効果的です。ゲーム感覚で繰り返すうちに、自然と行動が身につきます。
✅ 机の下に隠れる練習
✅ 避難リュックの中身確認
✅ 避難経路を歩いてみる
✅ 家族の集合場所や連絡方法を決める
これらを家庭内で定期的に実施することで、いざという時に冷静に行動できる可能性が高まります。
👨👩👧 最後に…
災害はいつ起こるか分かりません。小さな子どもがいる家庭こそ「備え」が命を守るカギになります。親子で楽しく防災を学びながら、実際に役立つ力をつけていきましょう。
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